近くて遠い

フェンス越しの出会い

2014.09.02

『ASIAN KUNG-FU GENERATION』の楽曲、 『路地裏のウサギ』をモチーフにしました。

路地裏のような光の届かない暗い場所にも、自分の求めている物はあるかもしれない。

それに出会った瞬間、ミサイルが急に発射されるような感覚に襲われる。

そこが月でもなく地球上でもないと錯覚するような、陸橋の上では電車の騒音がするけれど、それすらも自分の心臓と音と勘違いするような、信号はイヤホンに変わって月の鼓動を聴くような。とてもすてきな感覚。

手を伸ばせば届きそうだけど足下には小さな護衛、背中には猛毒のチューブなかなか手を出せそうにない… 余談ですが、私は路地裏だとか廃墟などが大好きなのです。幾何学的なのに有機を感じるというか。生まれ変わるなら廃墟になりたい。